「ヤバっ」
沙織は驚いて言った。

「蒼はそういうの出来そうじゃん」
私は言った。

「そうだよなーすげーよな」
太一が言った。

「洋服好きなら、いいチャンスかもよ?」
私は何でか薦めてしまう。

「漠然とだけど何か洋服に関わる仕事したいな、って思う。
専門とか大学で勉強したいし」
蒼は空を見上げながら言った。

「なら、ぴったりじゃん!」
太一が言う。

「考えとく」
蒼は迷ってる感じだった。

「芸能人に会ったらサインもらってきてよ」
沙織は笑顔で言った。

「無理ムリ〜」
蒼は手を振って言った。

私達は面白がって言っちゃったけど、良かったんだろうか?

久しぶりに話をした。

こんな時だけは大丈夫だよね?
蓮君との約束……