穂風に返事をしてからシャワーを浴びた。



それから、明日の準備と、今日の写真の編集をする。



穂風の写真が目に留まった。



撮った記憶の無い写真が何枚か…。



まじで夢中だったんだな…。



しばらく穂風の写真に見とれていた。



サーフィンをしている穂風の姿はまじでかっこいい。



元々この姿に惚れたんだよな…。



見れば見るほど好きだと思う。



穂風の写真を見ていたら、穂風から電話がかかってきた。



「はいよ」

《時差ボケで全然寝れないからこっち来て》



いきなりそんなことを言い出す穂風。



時間は23時。



「そっちまでどんだけ離れてると思ってんだよ」

《いいから来てよ~》

「無理無理。明日早いだろ」

《じゃああたしが行くからいいもん》



いやいやいや…。



それはないわ…。



何時だと思ってんの?



「はあ…。分かった、危ねえから俺が行く」

《やったー!》



ワガママ姫だ…。



ワガママ聞いてやる俺も俺だけど。



どんだけ好きなんだよ。



財布とスマホ、部屋の鍵だけ持って部屋を出た。



夜のハワイを歩いて、穂風の泊まるホテルへ。



教えられた穂風の部屋に着いた俺は、格差を思い知る…。



「いらっしゃーい!」



部屋が広くて豪華だ…。



窓からは海が広がって見える。



置いてある家具の数も違うし、間取りから何から俺の泊まってる部屋と全然違う。



「入って~」



圧倒されてる俺に気づかず、穂風が俺を中に入れる。