リアルはウェディングドレスではなく赤のドレスに、郁は深緑のタキシード。
「わたくし、郁は、この先の人生をリアルのことを笑わせ、一生のパートナーとし愛し続けることを誓います」
「わたくし、リアルも、この先の人生、郁のことをずっと笑わせまーす! そして、一生のパートナーとして、どんなときも郁のことを支えて愛していきます!」
2人の誓いの言葉に会場は穏やかな笑いと拍手に包まれた。
「では、誓いのハグをお願いします!」
司会の人の言葉に、2人は声をあげて笑いながらハグし合った。
この2人は、こうやって一緒に幸せになることを決めたんだな…。
披露宴では俺も乾杯の音頭なんか任されたりして。
「郁とリアルが出会ったとき、『びっくりするくらい気が合う』と言っていたのが、今日、こういう形として結ばれて妙に納得というか、心から良かったなと思います。2人の新しい門出を祈って…乾杯!」
それから久しぶりに会った高校時代の女友達とあいさつしてたら穂風があからさまに警戒したり。
俺はそんな穂風に苦笑。
まじでなんもねえのにな…。
「それでは、新郎・新婦によるケーキ…ではなくマグロ入刀です!」
出てきたマグロに刀を入れて2人で一生懸命マグロを切ってる。
招待客側もかなり盛り上がってて。
そして、お揃いのブルーのドレスとタキシードのお色直しやキャンドルリレー。
最後にリアルから謝辞があった。
相場は新郎からの謝辞だが、新婦からなのも2人らしい。
「本日はご多用の中、ふたりのためにお集まりいただきまして、ありがとうございました。皆さまからの温かいご祝辞に、あらためて感謝を申し上げます。郁さんとはいわゆる恋愛結婚ではなく、不思議に思われた方も大勢いるかと思います。それでも、私たちは一緒にいて居心地の良い、心を許し合えるお互いを人生のパートナーに選びました。何年もかけて2人の絆を作り上げてきました。これからは明るく笑顔あふれる家庭をつくっていきたいと思います。未熟なふたりではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」
大きな拍手と歓声に、リアルと郁は送り出されて退場していった。
穂風はちょっと涙ぐんでて。
「良い式だった…」
「そうだな」
「リアルが幸せそうで嬉しい~…」
そんな穂風の顔をほほえましく見守った。
「わたくし、郁は、この先の人生をリアルのことを笑わせ、一生のパートナーとし愛し続けることを誓います」
「わたくし、リアルも、この先の人生、郁のことをずっと笑わせまーす! そして、一生のパートナーとして、どんなときも郁のことを支えて愛していきます!」
2人の誓いの言葉に会場は穏やかな笑いと拍手に包まれた。
「では、誓いのハグをお願いします!」
司会の人の言葉に、2人は声をあげて笑いながらハグし合った。
この2人は、こうやって一緒に幸せになることを決めたんだな…。
披露宴では俺も乾杯の音頭なんか任されたりして。
「郁とリアルが出会ったとき、『びっくりするくらい気が合う』と言っていたのが、今日、こういう形として結ばれて妙に納得というか、心から良かったなと思います。2人の新しい門出を祈って…乾杯!」
それから久しぶりに会った高校時代の女友達とあいさつしてたら穂風があからさまに警戒したり。
俺はそんな穂風に苦笑。
まじでなんもねえのにな…。
「それでは、新郎・新婦によるケーキ…ではなくマグロ入刀です!」
出てきたマグロに刀を入れて2人で一生懸命マグロを切ってる。
招待客側もかなり盛り上がってて。
そして、お揃いのブルーのドレスとタキシードのお色直しやキャンドルリレー。
最後にリアルから謝辞があった。
相場は新郎からの謝辞だが、新婦からなのも2人らしい。
「本日はご多用の中、ふたりのためにお集まりいただきまして、ありがとうございました。皆さまからの温かいご祝辞に、あらためて感謝を申し上げます。郁さんとはいわゆる恋愛結婚ではなく、不思議に思われた方も大勢いるかと思います。それでも、私たちは一緒にいて居心地の良い、心を許し合えるお互いを人生のパートナーに選びました。何年もかけて2人の絆を作り上げてきました。これからは明るく笑顔あふれる家庭をつくっていきたいと思います。未熟なふたりではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」
大きな拍手と歓声に、リアルと郁は送り出されて退場していった。
穂風はちょっと涙ぐんでて。
「良い式だった…」
「そうだな」
「リアルが幸せそうで嬉しい~…」
そんな穂風の顔をほほえましく見守った。



