それからあたしの首筋の匂いを嗅いだ。



「穂風の匂い」

「恥ずかしい…」

「好きな匂い」



んもう~…。



無駄にドキドキさせないでよね!



「出来た! 食べよ?」

「ん。うまそうじゃん」



出来たカレーをテーブルに置いて夏葉と向かい合わせに座った。



夏葉からスプーンを奪う。



「…なんで?」

「穂風ちゃんが食べさせてあげまーす」

「最高だな」



夏葉にカレーをあーんしてあげる。



たまに夏葉が左手であたしにあーんしてきたり。



あたしたちイチャイチャしすぎじゃない?



なんかすごい楽しい…。



食後にリンゴもあたしが剥いて、一緒に食べて。



お風呂も一緒に入って洗ってあげる。



着替えも手伝ってお布団へ!



「至れり尽くせりだな」

「今日は夏葉のメイドさんだと思っていいよ」

「なんだそれ、エロいな」



夏葉の左腕にすり寄る。



夏葉があたしのおでこにキスした。



「痛い?」

「痛み止め効いてっから今はそんなに」

「そっか。良かった…」



夏葉があたしの頭を優しく撫で続ける。



この手が好き…。



あまりにも心地よくて、いつの間にか夏葉の腕の中で眠っていた。



朝になって目が覚めたら目の前に夏葉の寝顔。



寝顔可愛い…。



夏葉の寝顔を見るのは実は初めてかも。



可愛すぎるので、夏葉にチューした。



「ん…」