頬杖をつき、その後ろ姿を見送った郁が俺を見た。
「あの子、穂風ちゃんのこと好きっぽいな~」
「っぽいな」
「うちの夏葉くんはそれで嫉妬しちゃったり?」
「しねえよ…」
ガキ相手に嫉妬は大人げなさすぎ…。
そもそも嫉妬とかするタイプではない。
「相手あんなピチピチの男子高生なのに余裕ですねえ」
「勝手に言ってろ」
出されたケーキを食いながらそんな話をしつつ、穂風の方に目をやる。
さっきの男が穂風に話しかけた。
何話してるかわかんねえけど、穂風が海関係の人以外の男と喋ってるの見るの意外と初めてかもしんねえな…。
と、そこで、その男が、客とぶつかりそうになる穂風の腕を引いた。
イラッとする俺…。
さっき嫉妬はしねえって言ったけど、触るのはナシ!
あり得ね~…。
椅子から立ち上がった。
郁が「お?」とちょっとニヤついて俺を見るけど無視。
そのまま穂風のところへぐんぐん進んだ。
穂風が俺に気がついて笑顔になる。
表情が分かりやすくてまじで可愛い…。
一方、その男は俺のことを若干にらんでる。
怖いねえ…。
「夏葉! どうしたの?」
「シフト、何時まで?」
さりげなく穂風の手を軽く触る。
「あと1時間後くらいで交代だよ! そしたら一緒に回ろ!」
「ん、了解」
それだけ会話し、相手の男にぺこっと頭を下げて席に戻った。
「お前、思いっきりマウント取ってんじゃん…」
「…」
なんも言い返せない俺…。
無意識にめちゃくちゃマウント取ってた自分にがっかり…。
大人げないわ…。
「あの子、穂風ちゃんのこと好きっぽいな~」
「っぽいな」
「うちの夏葉くんはそれで嫉妬しちゃったり?」
「しねえよ…」
ガキ相手に嫉妬は大人げなさすぎ…。
そもそも嫉妬とかするタイプではない。
「相手あんなピチピチの男子高生なのに余裕ですねえ」
「勝手に言ってろ」
出されたケーキを食いながらそんな話をしつつ、穂風の方に目をやる。
さっきの男が穂風に話しかけた。
何話してるかわかんねえけど、穂風が海関係の人以外の男と喋ってるの見るの意外と初めてかもしんねえな…。
と、そこで、その男が、客とぶつかりそうになる穂風の腕を引いた。
イラッとする俺…。
さっき嫉妬はしねえって言ったけど、触るのはナシ!
あり得ね~…。
椅子から立ち上がった。
郁が「お?」とちょっとニヤついて俺を見るけど無視。
そのまま穂風のところへぐんぐん進んだ。
穂風が俺に気がついて笑顔になる。
表情が分かりやすくてまじで可愛い…。
一方、その男は俺のことを若干にらんでる。
怖いねえ…。
「夏葉! どうしたの?」
「シフト、何時まで?」
さりげなく穂風の手を軽く触る。
「あと1時間後くらいで交代だよ! そしたら一緒に回ろ!」
「ん、了解」
それだけ会話し、相手の男にぺこっと頭を下げて席に戻った。
「お前、思いっきりマウント取ってんじゃん…」
「…」
なんも言い返せない俺…。
無意識にめちゃくちゃマウント取ってた自分にがっかり…。
大人げないわ…。



