北村が注射を打ってしばらくすると、テツオの痙攣は止まった。 それを確認すると、看護婦は静かに布団をかけた。 点滴も打てないこの状況では、もはやテツオの体力にすがるしかなかった。 ちくしょう。 尾上の苦悩は続く。