「できたっ!!」
クッキーをイメージの形にして焼き上げ、溶かしたチョコでその上に絵を描く。
すべての工程を終えた私は、「ふぅーーっ」と大きく息を吐いた。
思ったより上手にできたっ!
こんなクッキー見たことないだろうし、インパクトは与えられるはず!
私の小さな歓声を聞いて、少し離れた場所で夕食の下準備をしていたコックたちやビトがやってくる。
集中して描きたいからと、作業中は近づかないようにお願いしていたのだ。
動物は判別してもらえなかったけど、これなら見てすぐに何かわかるでしょっ!
「どう!?」
じゃーーん!! と見せびらかすように、みんなにクッキーを見せる。
全員一瞬だけ眉を顰めたような気がしたけど、ビトがすぐに答えを口にした。
「これは、人……ですか?」
「そうよ! クッキーを顔の形にして、そこに顔を描いたの」
やった! 当ててもらえた!



