「何か不満か?」
「いいえっ! あの、ありがとうございます」
「ああ。話をつけてから君の部屋に向かわせよう。もう戻っていい」
「は、はいっ」
遠回しに出ていけと言われたような空気を感じ、私は慌てて部屋から出た。
すぐに好感度を確認したかったけど、それ以上にエリオットから距離をとりたくて急いで自分の部屋に向かう。
とりあえず即ゲームオーバーにならなくて良かったぁぁーー!!
好感度……少しは上がってるかなぁ?
部屋に戻るなり、すぐに本のマークに触れる。
パッと現れたマイページ。その1番上には……。
『好感度
エリオット……12%
ディラン……11%
レオン……14%』
エリオット12%!?!?
嘘っ! 4%も上がってる!!
2つの質問の答えに対する結果なのか、こんなに一気に好感度が上がったのを見るのは初めてだ。
エリオットは下がる%の幅が大きい分、上がる%も大きいのかもしれない。
「まぁ、もしそうだとしてもエリオットの攻略ルートを目指すつもりなんてないけど」
前世で、あの男に何度殺されたことか。
この調子ならすぐ好感度が100%になるかも──なんて、そんな淡い期待を抱くほど私はバカじゃない。



