こ、こわぁっ!!!
さっきまでは穏やかに話しかけてたくせにっ!!
態度、変わりすぎ!!!
……でも、これって私が犯人じゃないって認めたってことだよね?
チラリとエリオットを見る。
虫ケラでも見るような目をセリーヌに向けているエリオットの表情が恐ろしすぎて、思わずパッと視線を外した。
ダメだわ! 今はそんなこと聞けない!
向こうから話しかけてくるまで、存在感を消しておこう!!
今、エリオットの意識はセリーヌに向いている。
つい先ほどまでは若いメイドの言い分を聞いてあげる優しい当主のようだったのに、今では救いを求めている少女を問答無用で追い出そうとしている。
エリオットの中に慈悲という言葉は存在しない。
もし回答を間違えてたら、あの目を向けられてたのは私だったのかも……。
お、恐ろしすぎる……長男エリオット……!
その後、セリーヌは執事の力で強制的にダイニングを追い出された。
セリーヌに同意していた使用人たちは次々に謝罪の言葉を並べたが、エリオットから「半年の減給か退職か選べ」とだけ言われ、それ以上の言及を許されなかった。
まるでお通夜のような悲壮感が漂うダイニングで、私はただ黙っていることしかできない。
えっと……私の結果はどうなったの?
聞きたいけど聞けない……っていうか、もう帰りたい……!



