セリーヌや使用人たちが、心配そうにソワソワとエリオットに視線を送っている。
ここでエリオットがどう答えるのかによって今後の展開がガラリと変わるため、みんな不安を隠せずにいるのだ。
「……フッ。なるほどな」
すべてを把握したような顔で、エリオットが鼻で笑う。
今までの人形のような笑顔ではなく、少しは感情が入っているような笑顔だ。
笑った……!?
「ここで君が犯人だと答えたら、俺は無能扱いというわけか」
全部読まれてる!!!
「俺を試してるのか?」
「!」
頬杖をつきながらジッとこちらを見つめてくるエリオット。
苛立ちは感じないけど、ここでの回答を間違えたらおしまいだと直感が言っている。
どうしよう……。
はい、とは言っちゃいけない気がする。
否定しつつ、うまく誤魔化さないと!
「……いえ。エリオット様はどう思われているのか、お聞きしたかったのです。不快に思わせてしまったのなら、申し訳ございませんでした」
「…………」
うう……無言!
これはどういう反応なの!?
「自分は答えずに俺に回答を求める……うまく逃げたな」
「い、いえ……」
逃げた!? これ、逃げた判定なの!?
③と同じなら、好感度8%下がって即ゲームオーバー……!?



