――ピンポーン
いつもは鳴らないインターホンが珍しく鳴った。
今はあいにくお母さんは居ない。
私は少し考えた末、仕方なく出ることにした。
どうせ、お母さんが頼んだ郵便とかだと思うし、すぐに終わるよね……。
私はそんなことを思いながら、誰が来たのか確認した。
そこに写っていたのは何と、知らない男の子三人であった……。
『……ねぇ、やっぱりいないんじゃない?』
『……うそだぁ~。家族の一人くらいはさすがにいるでしょ』
『……まぁ、あと少し待って来なかったら、母さんたちのところに戻ればいいだろ』
『うんうん。……さすが玲にぃ』
何か会話しているようだけど、意味が理解できない。
インターホンに映っているのは、今はなしているのを見て、ゆるふわパーマをかけていて少し身長が低い人と、七三分けをしている高身長の人と、普通のショートヘアで少し身長が低い人より少し身長が高い人が居た。
とりあえず私は、インターホンを使い、会話することにした。
「……あ、あの……何か用ですか…?」
『…あ!……ほらやっぱりいたじゃん…!』
『…はいはい』
真ん中の身長の人があきれたように発し、私へと話しかけてきた。


