レンは何故か嬉しそうに笑っていて。
紺碧の瞳が、優しく輝く。
「…相変わらず綺麗な目だね。」
「リンに言われたくないよ。」
「私は別に綺麗じゃないですー。」
レンの瞳と違って、私の瞳はまるで厄災そのものを表すようで。禍々しいだけの異物に過ぎない。
私が自嘲気味に笑うと、レンは溜め息を吐く。
「俺には、綺麗で綺麗で仕方ない。暁の綺麗な空を見る度にリンを思い出す。」
「……。」
あまりの褒めっぷりに、言い返す言葉も見つからない。
「リンは今日、アレンデールに帰っちゃうけど。俺はずっと、リンを想ってるよ。」
「レン…。」
「何年経っても、どこにいても…ずっと好きだよ。」
レンの真っ直ぐな瞳が、私に刺さる。
一生懸命頭を回転させて、何を言ったらいいのか考えるけど上手い言葉が見つからない。
「レン、私…。」
「大丈夫。リンが答えを出せないままでも、俺が勝手に想ってるだけだから。それに、またきっと会えるって信じてるよ。」
「…うん。私の主治医だもん。怪我したらすぐ呼ぶね。」
「怪我じゃなくても呼んでくれたらすぐに行くよ。」

