「…傷跡残っちゃったね。」
「あー、別に私は気にしてないよー。見苦しいなら羽織着てようか。」
私が脱ぎ捨てた羽織に手を伸ばそうとした時、レンがそっと私の傷跡に触れる。
「っ!?」
「痛かった?」
「い、痛くはない…けど。レンの手っていつも冷たいよね。」
ひんやりして思わず身体が跳ねた私を、心配そうに見るレン。
私は炎を宿しているからか、その冷たさに過剰なほど反応してしまう。
嫌なわけじゃなくて…寧ろ、炎を鎮めてくれるようで少し心地良いというか気持ち良いというか…。
「〜っ。」
何を考えてるんだ私!!!
なんか自分の思考に勝手に照れて、一人で赤くなるおかしな奴じゃん!!!
「リン?」
「…なんでもないです。」
「驚かせてごめん?」
「…いや、こちらこそごめん。」

