そう自分に言い聞かせながら。
屋上を後にして部屋へ戻ると、るうが手配してくれたメイドさんが今日もテキパキと仕事をしている。
「姫様、おかえりなさいませ。」
「ただいま…です。」
「陛下から本日の式典のお召し物が届いております。私がお手伝いいたしますね。」
にこっと笑うメイドさん。
だけど陛下からのお召し物って、嫌な予感しかしないのは私だけでしょうか。
「…え、コレを着るんですか。」
「きっとお似合いですよ。」
蓋を開けてみると。
純白のヒラヒラした布切れ。ノースリーブのロングワンピース的な。
「さあ、姫様どうぞ。」
「…はい。」
そのザ・清楚と言わんばかりの服に渋々袖を通す。
袖はないんですけど。
「素敵です、姫様。」
「そうでしょうか。でも…。」
戦で受けた矢傷の跡が目立ちますねー。
私が傷跡に目を向けるとすかさずメイドさんが、ふわっと同じく白の布を肩から掛けてくれた。
「これで大丈夫です。」
「あ、ありがとうございます。」
「次はお化粧と、髪を整えますね。」

