「さて、実際にセザール王見てかなり厄介だと私は思ってる。」
「同感。」
「この王宮も、全部を把握するのはかなり難しそうだね。広いのもあるけど、敢えて覚えにくいように造られてるっぽいなー。」
「そこは俺に任せろ。俺の方がたぶん自由に動き回れる。」
ここはるうに甘えることにしよう。
私が下手に出歩けば目立つし、変なのに捕まって揉め事になるのは勘弁だ。
「俺はこの後、食事の準備がてら周りの様子見てくる。お前はどうする?」
「お風呂に入りたいです!」
「はいはい。」
手際よくお風呂の準備を済ませてくれる。
連れて来てよかったと心から思います。はい。
「俺が出たら鍵かけろ。さっきかけてなかったろ。」
「あ、いつもの癖で…つい。」
アレンデールの城では基本オープンだったので。
鍵かける習慣をつけねば!!!
ここは敵地だった!鍵大事!!!
「絶対かけます!」
「俺は外から開けれる鍵預かってるから、常にかけとけ。」
「了解です!」

