「…なんで俺を近くに?」


「何となく。近くにいてくれる方が何かあった時、色々便利かなって思っただけー。」


「いつもは空っぽの台座に今年はリンが座るって、なんか変な感じだ。」


「仕方ないよー。陛下には私が神に見えてるんだからー。」




どう見えてるのか一度味わってみたい。


嘸かし神々しく輝いているんだろうなー。





「ルイはもうアレンデールに着いたかな?」


「んー?丁度着く頃かもね?」




レンと話しながら。


アレンデールの方角を向いてみる。





そろそろ、ハルが目覚める…か。









「はる…。」





ここで待ってるよ。



悲しまないでね。自分を責めないでね。





私も、少しは強くなったよ。