「なんでお前が不思議そうにしてんだよ。」
「だ、だって…。」
「俺とはこのままの関係で、それ以上は望まねえってことだろ?」
確かに、それが怖いと思った。
それをフラれたと…。
「…あ、そっか。」
るうは恋愛対象ではないと、やや遠回しに私はお断りしたことになる…のか。
え、誕生日に…?
しかも、訳もわからず漏れた本音で…?
「……。」
「……。」
え、私最低すぎない???
途端に申し訳なくなってきて、悪は完全に私に移行している気がします。
「…ど、どうしよう?」
「どうもこうも、こっからは俺の問題だ。」
「…はい。」
めちゃくちゃ落ち込んでいるかと聞かれると、るうの表情はいつも通りに見える。
そう振る舞ってるだけだったりする…?
「……。」
「……。」
この重い空気に、私は耐えられそうにない。
けど自分の蒔いた種だし、逃げ出すのってどうなんだろう。
そもそも、るうは私の手を握ったままだ。

