るうがこちらへ向かって動こうとした時、すぐに私はるうに向かってストップと手で防ぐ。
私が手を伸ばしたことで、るうは近付けない。
「…謝ったろ。」
「反省の色が見えませんでした。」
「してねえからな。」
「なんで開き直ってんの!?」
もうびっくりしちゃうよ。
まさかの反省してない発言をしたるうを、私は思わずじっと睨む。
「俺はお前が好きで、欲しいと思って何が悪い。」
「なっ…。」
なんて横暴なのっ…!?
「お前が本気で嫌だったなら謝る。」
「私は……。」
嫌、だった?
嫌じゃ、なかった?
「…怖かった。」
「完全に俺が悪じゃねえか。」
るうは落ち込んで。
私の腕一本の距離をきちんと守ったまま仰向けになる。
「るうと…こうして過ごす時間には、もう戻れない気がして…怖かったの。」
「……はぁ。」
るうは私が伸ばしたままにしている手に、自分の手を重ねる。
「まさか誕生日にフラれるとは思わなかった。」
「え?」
「それで諦めるかは別として、お前の気持ちは分かった。」
私の気持ち…?
私はるうを振ってしまったのか…?

