ようやく離された口から、これでもかってほど酸素を吸い込む。
しかし肩で息をしないといけないほどの荒い呼吸の私を見ても、るうは押し黙るだけ。
「はぁっ…る…う…っ。」
「泣くな。そしてこっち見んな。」
だっ…誰のせいで…!!!
こんなことになってると思ってるんだと心の中でしか叫べないのが辛い!!!
とりあえず、早く呼吸を整えたい。
「っばか!!!」
「煽ったお前にも非はある。」
煽った!?私が!?
「ハルに訴えてやる。」
「そうなったら俺の首は間違いなく飛ぶ。」
まだ口の中の感触が消えない。
火照る身体も、顔の熱も冷めない。
「…もう知らない。」
「あーはいはい。俺が悪かった。」
私は全力でるうから距離を取り、ベッドの隅で小さく丸まる。
そんな私にるうは謝るが知らん。
「……。」
「おい。」
「……。」
「リン。」
もう呼ばれても知りません。
私は警戒体制を整えて、細心の注意を払っています。

