「斬らなくていいから。」
「はいはい。」
そろそろハルに手紙を書かなきゃだな。
そう本を選びながら考えている私は、いよいよハルに会える日が近いと実感する。
それはやっぱり嬉しくて、だけど少し怖い。
「よーし、これだけにしよー。」
「これだけって量かよ。」
選び抜いた本達をるうが運んでくれて。
私は部屋に戻ってすぐに読書タイムに没頭する中、るうは少し早く夜ご飯の支度に取り掛かっている。
「…リン。」
「んー?」
「俺はもう準備できたからいつでも行ける。」
「…そっか。」
私は読んでる途中の本から、少し視線を外してるうを見る。
心なしか、嬉しそうに見える。
「…なんか妬けちゃうな。」
「は?」
「るうをそんな嬉しそうな顔にできるハルにも、そんなハルに真っ先に会えるるうにも。」
「…嬉しくねえ。」

