でも、そうか。
キスの件はまた別件でした。はい。
「…るうだってするじゃん。」
「ああ?」
「なんでもないでーす。すみません。」
るうは実際に一応私という想い人を相手にしてるから別にいいのか。
じゃあやっぱりアキトのは…事故だな!!!
「今日は何しよーかー。」
「俺はまだ納得してない。」
「頑張って納得してみよう。書庫に行きたい。」
「コーヒーは?」
「あ、飲んでから行こう!」
ということで。
不服そうなるうと、優雅にティータイムを過ごしてから書庫へ向かう私。
「…姫!」
そんな書庫への道の途中、私を呼び止める人がいました。
「スーザン様、ごきげんよう。」
「此度の戦の詳しい戦況を聞いた。姫の勇猛さを本当にこの目で見たかった。」
「ありがとうございます。」
エリクがどこまでディオンに肩入れしたか、恐らく聞かされてはいないだろうスーザン。
それはいいんだけどさー?
「今日は稽古か?」
「いえ。特段戦の予定もありませんし、今日はのんびり過ごそうかと思っております。」
「そうか。姫の戦う姿はいつ見られる?」
「…また考えておきますね。」
この稽古の強要が面倒なんだよねー。
でも正直確かに、そろそろ体を動かさないとまずいとは思ってるんだけど。
るうに作戦を勘づかれるのが嫌で、私は稽古をせずに生活している。
「兄上が城に戻られたこともあり退屈なんだ。早めに頼む。」
「心得ました。」
スーザンを退け、私は予定通り書庫へ到着。
「はぁ…。」
「大丈夫か?」
「スーザンしつこいねー。」
「斬るか?」
なんてこと言うんだるうさん!?
スーザンは今のところ、御し易い御し易い私の策で欠かせない大事なキーパーソンですよ!?

