「それはリンがやらなきゃいけないこと?」
「謀反の責任は私一人で取りたいの。」
「それをどうして俺に話したの?リンなら勝手に突っ走ってもおかしくないよね?」
確かに、そうだ。
黙って勝手に仇を討って、勝手に国に帰ればいいだけの話なのに。
私がわざわざレンに確認を取ったのは。
「…レンを、自由にできたら…嬉しいなって。」
「え?」
「国に、王に、法に囚われずに。治したい人を治して、大事にしたい人を大事にして…って、そんな自由を与えてあげられたらいいなって。」
だからちゃんと話して。
納得してもらって。
その上で、復讐を成しえることができたなら…。
「そしたら、私がアレンデールに戻っても。私の主治医のままでいてくれる…?」

