(一)この世界ごと愛したい





「…ごきげんよう?」


「どうしたの、リン。」




とりあえず挨拶から入った私。


もうヤケだ!出たとこ勝負で頑張ろうと思っています!!!





「話が、あるんです。」


「……。」


「…時間ある?」




何故かだんまりのレン。


雲行き怪しすぎる。返事はしようよ!?






「…嫌な話?」


「え、嫌な…うーん?」




嫌なのかどうかと聞かれると。


良い話ではないのは確かだろうね。





「嫌、かもしれない。」


「…俺の部屋でもいい?」


「うん。」



意を決したレンは、私と共に階段を降りて部屋へ向かうけど。その顔はずっと険しい。



何の話をするか、大体分かってるのか。



だったら話が早くて助かるけど、あまりに深刻そうにしてるので説得する自信がなくなる。







「…あのね。」


「ちょっと待って。」




部屋に入ってすぐ本題に入ろうとする私を止めるレン。