翌日、いつものように眠い体をるうに起こされて。
ご飯を食べて、朝の支度を済ませて…って、いつも通りの日常なんだけど。
「俺、今日は鍛冶屋行って来る。昨日休みだったから。」
「忙しくさせてごめんー。」
「お前もどうせ溜め込んだ本読むんだろ?」
「そのつもりー。」
と、言うことで。
なんと運の良いことか。レンと話をしようと思っていたのでるうが不在なのは私にはラッキーだ。
私の剣の手入れも兼ねてるから、少し罪悪感はあるものの。
その分、るうを笑顔で見送りました。
「さて…。」
私はとりあえず屋上に行って、頭の整理をしようと思いました。
「あちゃー。」
屋上から、ラベンダーの香りが風に乗って私に届く。
と言うことは、そこにいるんですね。まだ説得できる算段はついていないというのに。

