「…どれだっけー。」
途中まで読んだのもあったと思うんだよね。
書庫は相変わらず本で溢れかえっている。私には楽園のような場所です。
「あった!」
お目当ての本をようやく見つけて、他にも目ぼしい本を選び取り。
かと思えば、気になり過ぎて先にこの場で開いてみて没頭したり。気付けば時間がどんどん過ぎていく。
私は棚に寄りかかり本に夢中になってると。つい体の力加減を間違えてバランスを崩す。
その衝撃で棚の上に山積みになっていた本達が、一斉に私に降ってくる。
…あー、前にもあったな。こんなこと。
「…いったー…。」
今日は庇ってくれる人はいない。
それはそれは本に埋まってしまった私は、本の角で頭を打ったり悲惨な状態。
ここちゃんと整備してよ!!!
危険すぎるって!!!
「…リン?」
大いに逆ギレする私に、声を掛けたのは。
あの時より少し遅れて登場したレン。

