「…どうなったら好きになるってことと同義なんだろうね。」
「うわー。なんだそのドピュアな質問。」
私は思わずアキトを睨む。
度を超えるピュアですみませんね!?
「分かりやすいところで言うと、キスしたいかどうかって例えがあるよなあ。」
「じゃあアキトも私が好きなの?」
「はあっ!?」
あれ、されなかったっけ?
視察の時、宿に泊まって…夢だっけ?
「好きかどうか、ねえ。」
アキトが何か呟いたので、咄嗟にアキトに目を向けると。
チュッと。
触れるだけのキスをした。
「そういうことにしてやってもいいけど。」
「は…?」
え、何これ。
何が起こって、何が言いたいの?
「…おいコラ。」
プチパニックを起こしている私に届く。
低い低いるうの声。
約束の一時間が、どうやら経過したようです。

