「あ、そうだ。これ届けてくれる?」
「お前あれからどんだけ真面目に仕事してたんだよ。」
「早いとこ恩賞もらわなきゃだからね!」
昨日仕上げた書類の山をるうに渡す。
それを抱えてるうは各所へ届けに行ってくれた。
「私も外の空気でも吸おうかなー。」
ずっと部屋に篭りっきりだったので、そろそろ外が恋しくなり私は屋上へ向かう。
今日はいい天気ですねー。
私の気持ちとは打って変わって、青く澄み渡る空を見て、私は少しだけ元気がもらえた気がする。
「…あ。」
上から王宮の入口に目を向けると、またもや女の子達に囲まれているアキトが見える。
私に用だと思っていいんだろうか。
「…行こう!」
仮に私への用じゃなくても、私は用がある!
どこかへ行ってしまう前にと、私は大急ぎで屋上から早々に退場して王宮入口へ向かう。

