それに病み上がりのハルにこそ、無茶はさせられない。
セザールとアレンデールは、今や和睦条約が締結されていて謀反など起こってはいけない。そこを覆さんとするならば、それなりの罪は覚悟の上でこの国にきた。
つまり、十字架を背負うのは私一人がいい。
「…やっぱダメだ。俺は戻る。ハルは城の連中に任せればいい。」
「仮に病み上がりでも、あのハルだよ?暴れたらるうじゃなきゃ止められないよ?」
「んなもん俺にも無理だ。」
「いや、病み上がりだから今なら行けるよ!るう!自信持って!」
なんとか応援してみるものの、るうの意思は中々揺るがない。
「嫌だ。本来なら一秒だってお前から離れたくねえのに。それにお前残してアレンデールに居座ってたら、誰にも会わせる顔ねえよ。ハルにもキレられる。」
何が何でも戻ってくると、るうは饒舌に説明してくれるが。私とて、あまり妥協したくない部分だ。
…さて、どうしようか。

