(一)この世界ごと愛したい




私は頭を通常運転に切り替えるために、目の前のコーヒーを一気に飲み干す。




「着替えてくる!!!」




私はこの場を離れ。


着替えるため脱衣所に入ったものの、そのドアの前に座り込む。



…レンの馬鹿!!!




顔の火照りが冷めるまで、私は少しの間その場を動けず。


ようやく顔も気持ちも落ち着いたところで、着替えて再び部屋に戻る。





「……。」


「落ち着いた?」




少し微笑むレンが意地悪に見える。



るう、早く帰ってきておくれ。




「次はこの薬飲んでね。」


「う…。」


「ただの解熱剤だよ。ずっと怠いままも嫌でしょ?」



それは、確かに。


と思ったので、きっと苦いだろうその薬を私は渋々飲む。




「うー…。」



案の定苦くて。


思わず顔を顰める私を、レンはまた可愛いと言って笑っている。



…どんな感性してんだよ。







「リンー、丁度お前宛に書簡あったぞ。」



そうしてる間にるうが戻ってきた。




「るうおかえり。見せてー。」


「ほらよ。」