レンはそう言って、薬を塗ってから必要最低限の傷にだけ包帯を巻き始める。
私の熱は、また少しだけ上がった気がする。
「…はい。これでもう次は巻かなくて大丈夫になるから、出来れば明日まで取らないでね。」
「うん。」
私はすぐに服を整える。
「…顔、赤いけど。」
「〜っ!」
「…リンは俺をどうしたいの?」
「どうもしません!熱のせいです!!!」
私は思わず声が大きくなる。
私に触れるレンの手が冷たくて、少しだけ驚いただけ。
その手に、もっと触れていてほしいと一瞬考えてしまっただけ。
…なんて恥ずかしくて言えない!!!
「リンって本当に魔性だね。」
「もうやめて。なにも言わないで。そしてもうこっち見ないで。」
「難しいこと言うね。」
どこが難しいの!?!?
「可愛くて、寧ろ目が離せない。」
あ…甘すぎる。
もう、勝手にしてください!!!
私は知らない!!!

