(一)この世界ごと愛したい




とりあえず、準備してもらった食事をいただくことにしました。


私が食べてる間にレンが素早く包帯を巻き直す。




「…食べ終わってからでよくない?」


「また寝ちゃうの困るし、もう重症なとこにしか巻かないよ。」




そうですかー。


なんかもうごめんなさいー。





「コーヒーは?」


「ほしいー。あとクロード将軍から何か報告きてないか聞いてきてくれない?」


「はいはい。」



コーヒーをしっかり淹れてから、るうは部屋を出た。




「食べ終わった?」


「うん。コーヒー飲もうかなと思ってるー。」


「その前に、脱いでくれる?」




…うん!?


いや、分かってるよ。包帯だよね。





「なんか他に言い方ないの?」


「ん?じゃあ背中出して?」



そうそう。


そう言ってくれたら、私も別になにも気にしないのに。




私はレンに背中を向け、そっと服を緩め、するりと腰まで落とす。





「……。」


「あ、髪邪魔?」



私は自分の髪を掴みまとめてサイドに流す。






「…レン?」


「…もう寝てる間にさっさと終わらせればよかった。」


「え?」



レンがそう呟いた後、私の首筋にその指が触れる。





「っ!」


「…やっぱり熱いね。」