(一)この世界ごと愛したい





「…リン?」



バチっとレンと目が合った。




「おはよー。」


「起きたか?体調は?」


「万全とは言えないけどさっきよりマシかなー。」


「そりゃよかった。」



るうと話している内に、レンがすっと私の側まできて。再び人差し指で体温チェック。



何気にすごい技だよね、それ。





「熱の引きが悪い。まだ怠いでしょ。」


「怠いけど、そろそろ働きますよー。」


「え?」



寝過ぎたから、そろそろまずいなとは思っていたんだけども。



クロード将軍のことも気になるし、他にも諸々手続きから伝達まで。ぜーんぶ放棄して寝てたからね!!!




「ちゃちゃっと済ませようー。」


「大丈夫か?」


「最後まで働いて恩賞もらわなきゃ、トキに怒られるからねー。」




二人はたぶんもう少し私を休ませたいが、トキの名前を出したことによって迷っている。



怒らせるとトキは怖いもんね!


私も経験あるので、良く分かります!!!