次は割と早めに目覚める。
そして、まず目に飛び込んできたのは、るうとレンが二人でお料理をしている光景。
え、めっちゃ仲良しじゃん。
「……。」
さっきより、少しだけマシな身体。
熱はまだ下がりきってないんだろうけど、頭の痛みや眩暈はかなり治ってる。
「もう少し煮るか?」
「そうだね。」
私は目覚めたものの、二人が並んで作業をしているのを遠目にひっそり眺める。
もう二度と見られないだろうこの光景を、しっかり覚えておこう。
「この粉なに?」
「シナモン。リンの好物だ。」
「え、粉が好きなの?」
「ちげえよ。林檎にかけて食うのが好きなんだ。」
ああ。
そう言えば、久しく食べてないママのアップルパイ食べたいなー。
「ちょうど林檎あったか。これならリン食えるかもな。」
うんうん、食べるよ。
「でもまずは薬草スープがいいんじゃない?」
薬草スープはちょっと嫌だなー。
二人が私の食べられるものを試行錯誤、頑張って作ってくれているその姿を見たら。
お腹空いてないけども、ちゃんと食べようと思った。

