私もいつか、パパとママに頼んだことがあった。
ハルと同じように私にもるうみたいな人がほしいと。
けど、パパを筆頭に首を横に振られた。
ママだけは味方をしてくれたけど、他の人がそれを許さなかった。
「それでもハルとリンは二人で一つみたいにずっと一緒にいたし。結果俺だけで事足りた。」
「…なんか話だけ聞いてても、兄妹って感じしないね。」
「兄妹の域を超えて、家族よりも強い。あいつらの絆の深さは、俺でも未だに計り知れねえよ。」
ハルと私。
兄と妹。
確かにそんな単純な関係ではない気はしてる。だからこそ、私はハルに早く会いたくて…。
会って、早く泣きついてしまいたい。
「だからリンにはハルが必要なんだ。最近のリンは、かなり危うい。」
「危うい?」
「元々正義感の塊みたいな奴だけど、自己犠牲が度を超えてる。」
るうは、そんな私が心配だと…。
自己犠牲なんてつもりは毛頭ないんだけど、るうにはそう見えるようで。
「…リンは何を考えてるか、たまにわからないよね。」
「たまにどころか、この国に来てからはもうほとんど理解出来ねえよ。」

