二人が戻ってくるより早く、私は再び眠りについた。
そしてほとんど同時に帰ってきたるうとレンが、ベッドで眠る私を見て。
「起こすか?」
「…いや、やめとこう。瞳の後遺症がどれほどリンの身体に影響してるかわからないから。休めるだけ休ませるのは、たぶん問題ないよ。」
とりあえず、起きるまで待とうということになった二人は。
ただじっとその時を待つだけ。
「そういや、ハルの薬ありがとな。」
「…いいよ。」
「リンが回復したら、俺はまたアレンデールに戻る。」
「うん。」
るうはどこか明るくて。
ハルが目覚めることが余程嬉しいことなんだと、レンもさすがに気付く。
「ルイはリンのお兄さんと仲良いんだね。」
「腐れ縁だ。同い年だし。リンが産まれるより前からハルとは一緒に過ごしてたらしいし。」
「じゃあリンより付き合いが長いってことか。」
「まあな。」
るうはハルのことを考えて。
少しだけ懐かしい思い出を思い浮かべる。
「俺は元々ハルに仕えてたけど、ハルとリンが常に一緒にいたから必然的に俺も一緒にいただけで。」
「リンに仕えてる人は?」
「…いなかった。と言うか、敢えて誰も側に置かないようにしてたんだろうな。」

