「瞳の色がね。変わると体感五割増しで動ける。ただ、その間身体は燃えるくらい熱いし、その反動が後々やってくるってだけ。」
「……。」
「あの時は既に熱出てて鬱陶しかったから、熱いのは変わらないしいいかなーって。」
はい。
包み隠さず話しましたよ。満足ですか。
「お前、それずっと黙ってたのか?」
「…というか使う場面がなかっただけ。私も実戦は初めてだったし。」
「ハルは?」
「あー。そう言えば禁止されてたような…?」
今となっては懐かしい。
私が一人で実験した結果まるっと寝続けて。その経緯を問い詰められて話したらそれはそれは烈火の如く怒られた。
「…よくも俺に黙ってたな?」
「ハルが言わなかったんでしょ。私悪くないもん。」
「あいつも起きたら許さん。」
ごめんよハル。
またるうを怒らせてしまったよ。
「つまり、その瞳の後遺症ってことだね。原因がわかってよかったけど。熱が上がるってことはその瞳とまだ連動してるってこと?」
「私もよく分かんないけど、熱の感じは似てるかも?」

