(一)この世界ごと愛したい





「…食欲ないのも無理ないか。」


「じゃあもう寝てていい?」


「包帯巻き直して薬飲んだら寝てもいいよ。」




また巻くのか…。


もう血も止まってるし、意味あるのかな。




というか、座ってるだけでもしんどくなってきたんですけど。





「…さっきの反動って?」


「……。」




私が口を滑らせたのをしっかり覚えていたるうが、よりによってレンの前で私に問う。




「…ずっと起きてたからその反動でしんどいのかなーと。」


「んなこと今までもあったろ。見誤ったってなんだよ。」


「……。」




本気でしんどいぞー。


色々しんどいー。



説明すると怒られるだろうし、理解してはもらえないだろうし。良いことないよね?




「…だから思ったより疲れたのかなって話。」


「待てコラ、リン。」




何が何でも隠したい。


けどそんな私を、るうが見抜く。







「何年の付き合いだと思ってんだ。」


「…はぁ。」




もう観念します。