実戦と練習はやっぱ違うなー。
「とりあえずレン呼ぶか?」
「ううん、寝る。」
「飯は?」
「お腹空いてない。」
私は布団の中に潜り込み。
しんどいからさっさと寝てしまおうと決め込んで目を閉じる。
…が。
「無理矢理でも何か食べさせよう。出来たら消化にいいものが理想かな。」
ドアの方から聞こえるレンの声で、私は閉じた目を再び開ける羽目になった。
「…だってよ、リン。」
「ちょ、るう…っ!」
私の身体を支えながら起こするう。
「…また包帯取った?」
「…あ。」
デジャヴ。
そう言えばこんなやり取りしたな。
「…すみません。」
謝る私にレンの手が伸びてきて、またおでこに人差し指が触れる。
「あれ?」
「…?」
レンは思っていた体温と違ったのか。
不思議そうに首を傾げている。
「…身体はどう?」
「…痛いけど?」
「傷は仕方ないとして、もう三日経つから熱は下がってもおかしくないけど寧ろ上がってる。」
「確かに熱いかも?」

