(一)この世界ごと愛したい




シャワーを終えて、再び部屋へ戻る。


眩暈も治らない。頭も痛い。寧ろ全身痛い。もう立ってるのが嫌になってきた。




「……。」



再びベッドに潜ろうと動いた私。


その時、部屋のドアが開く音がして。るうの足音が聞こえる。



私は構わずベッドへ歩みを進めようとするが、もう少しという所でぐらりと視界が歪む。





「リン!?」


「…るうおはよー。」



るうがギリギリで支えてくれたお陰で、ぶっ倒れずに済みました。





「起きたなら風呂入る前に呼べよ。てかまだキツいか?」


「…んー。ちょっと怠いー。」


「レン呼んでくるからまだ横になってろ。あ、その前に着替えろ…って、無理か?」


「無理だし呼ばなくていいよ。昨日の今日でまだレンも疲れてるだろうし。」




るうは私を軽々抱えて、再びベッドに寝かせてくれた。



けど、るうは険しい顔で私を見る。





「昨日の今日って、帰国してから三日は経ってるぞ?」


「…え。」




み、三日っ!?


私は三日間も眠り続けたの!?





「反動見誤ったか…。」


「反動?」


「ううん、とりあえず大丈夫。」




目の色を変えての戦闘は、実戦では今回が初めて。


アレンデールにいる頃に一人で実験したことがあるけど、あの時は丸一日寝倒したのを覚えてる。