必死の思いで何とかシャワーを済ませ、バスローブで部屋に戻る。
既にシャワーを終えたと思われるレンが、普段着に着替え戻ってきていた。
「まさか包帯全部取った?」
「…もういいかなと思って取ったら、血が止まりません。」
バスローブに既に血が滲み出てしまっているため、包帯を取ったことがバレた。
だって動きにくいし、邪魔だし。
「いいわけないでしょ。」
「すみません。」
「…とりあえずおいで。」
追加の迷惑をかけてしまい不甲斐ない私は、ベッドに腰掛けるレンに恐る恐る近付く。
申し訳なくてもう謝るしかできない私のおでこに、人差し指を当てるレン。
「…熱も上がってる。」
「すみません。」
私をベッドに座らせて治療に取り掛かるのかと思いきや、レンは中々動かない。
「…レン?」
「ちょっと待って。」
後ろにいるレンを、振り返って見ると何故か頭を抱えていて。
何事かと思わず心配になる。
「ご、ごめん?レンも疲れたよね?私は大丈夫だから休んでくれていいんだよ?」
「…いや、破壊力がすごいだけ。」
「破壊?」

