「…って、レンも休んでよ?」
「あーそうか。」
どこまでぼんやりさんなの。
けど、私もさっさと身体を洗い流したいので早めに浴室へ向かう。
「また戻ってくるから、頑張って起きててね。」
「…え?」
レンはそれだけ言って、素早く私の部屋から出て行った。
また戻ってくるの!?
もういいって、お互い休もうよ!?
「…あー。だめだ。頭回んない。」
とりあえず大人しくシャワーを浴びる。
応急処置でレンが巻いてくれた包帯を取ると、それはもう目も当てられない傷達が溢れかえっている。
刀傷、矢傷、擦傷など。
「痛いー…。」
水が染みる傷もあれば、水が当たるだけで激痛が走る傷もある。
排水溝にも再び出血した箇所から血が流れていく。
更に熱もあることで、シャワー浴にそれはもういつもの倍以上の時間がかかった。

