勝利の吉報が先行していて、国総出で出迎えてくれるが。みんなめちゃくちゃ疲れてて愛想振り撒くことも出来ず。
ただ足を前へ進めるので精一杯。
アキト軍は全員は立ち寄らず、半数以上は途中で解散したのでそこまで大所帯ではないが。
「さすが戦神だ!」
「出陣からこれほど短時間で戻るとは、神の力は素晴らしい!」
「セザールは無敵だ!」
ご丁寧に褒めていただき光栄です。
私だけの力ではないと、もういちいち考えてたらキリがない。傷心する時間があるなら早くみんなを休ませてあげたい。
その一心で、とにかく王宮を目指す。
「アキト、本当にありがとう。」
途中でアキト軍が借りているという、屋敷に立ち寄りアキト軍と別れる。
そこで改めてお礼を伝えた。
「とりあえずお前も飯食って早く寝ろ。」
「うん。視察からここまですごく助かったよー。また恩賞渡したいから、時間できたら王宮まで来てくれると助かります。」
「律儀な奴だなあ。」
アキトは私の頭をぽんぽんと撫でる。
「また会いに行くから、まじで早く寝ろ。」
「…うん。」

