(一)この世界ごと愛したい





この後の動きを話し合ってる内に、レンを乗せたシロと。一緒にアキトが駆けつけてくれた。




「リン無事か!?」


「ここでは無傷で済んでますー。シロにちゃんと聞こえてよかったー。」




とりあえず無事な私に、安堵するレンとアキト。





「るう立てる?」


「…何とか。アキト馬貸せ。」


「ああ!?なんで俺が!?」




結局るうがアキトを引き摺り下ろし、馬を奪って走り去る。


それをアキトが叫びながら走って追いかけてて。





「めちゃくちゃ余力あるじゃん。」



そう思わずにはいられない。


未だ座り込んだままの私は、男の子って単細胞でいいなと一人羨んで。





「リン、大丈夫?」



シロから降りて、レンが私に手を差し出す。




いつかも思ったけど、やっぱりその姿は王子様っぽくて思わず笑ってしまう。





「…元気そうだね。」


「ごめんごめん。」




私が笑ったことで、少しむっとするレン。






「今はいいよ。」


「れ…んっ!?」




レンが私に、もう何度目かわからないキスを落とす。






毎回毎回、タイミングどうなってんの!?