少しでもこの涙を隠すために、るうに結い上げてもらった髪を解く。
サラサラと、腰まで伸びる髪が落ちると。
不思議と肩の力も抜けていくのを感じる。
「…疲れたね。」
「だな。」
「トキに雑巾って言われてたもんね。」
「うるせ。」
その場に座り込む私とるうが、立ち上がろうとしないのはただ単に立ち上がる気力も残っていないからで。
とりあえず、アキト軍の誰か早く見つけてください。
「シロ呼ぶ方が早いかな。」
「…もうそうしてくれ。俺は早く寝たい。」
るうも限界そうなので、私は指笛を鳴らす。
「私は戻ったらすぐにセザール王に報告に行くけど、るうはもう部屋で休んでて。」
「…この状態で行っても役に立てる気がしないんでそうするけど、お前は大丈夫かよ?」
「正直無理。でも明日朝一で呼ばれるくらいなら全部片付けてからしばらく寝倒したいー。」
「確かに。」

