ああ。
嫌だな。
本陣も心配で。
だからってここを動くわけにもいかなくて。
射られた腕も痛いし。
アキト。
トキ。
どうにか踏ん張ってね。
レン。
必ず行くから待っててね。
「本陣が襲撃されてる。るう、悪いけどさらに飛ばすよ。」
「…ああ。」
「私を守らなくていいから、るうも自分のことに集中しててね。」
私は城の入れそうなところに狙いを定め、やや強引に押し入る。
守らなくていいと言ったにも関わらず、るうはやっぱり私を気にして戦ってるのが分かる。
…流石にお互い、無傷ではない。
ただ敵を討ち続け、どれくらい斬り進んできたんだろう。
城内を上へ上へと駆け上がり。
気が付くと最上階らしき広間へ出る。

