敵襲を知らせる音が、城内に響き渡る。
もう時間は掛けられない。
「とりあえずもう最短ルートで行こう。」
「リン、お前…!」
矢は抜き捨てたものの、腕から流れる血で。
怪我したのもバレた。
情けないから隠したかったのになー。
「大したことないからとりあえず急ぐよー。」
「ちっ。」
舌打ちしてますけど、るうが登るの遅いからだからねっ!?
けど、油断した私も私か。
「…こっち。」
「あー敵ばっかでうぜえ。」
走って走って、敵を斬り捨て。
城の側までくると流石にもう嫌になる敵の数。
「……っ。」
「どうした?」
ピタッと動きを止めた私。
レーダーがこれでもかと嫌な反応を示す。
…丘の方から。

