「おい!レン!!!」
こんな状況に、アキトが待ち兼ねてやってきてしまう。
「ん?リンどうした?」
「…何でもないから心配しないで。」
「どっか痛えのか?」
どこが痛いかと言われれば、頭が痛いです。
「ちょっと外します!!!」
顔も上げられない。誰の顔もまともに見れない。こんな状況に我慢出来なくなり。
私は最速のスピードで丘の裏手へ逃げる。
餌を食べ終えたシロが、そんな私を追いかけてくるのを感知した。
「…シロ怒らないでよ?」
私が悪いんじゃないのよ!?
シロは怒ってないようで。
ただ私に甘えるような仕草をしている。甘えてくれるシロに気持ちが癒されて少し落ち着く。
「もう一頑張りしてくるけど、シロはここでレンを守ってね。私が戻らない時はレンを乗せてセザールに向かってあげて。」
私はレンにもらった、ハルの薬を握りしめながらシロに寄り添う。
もうすぐ、ハルに会えるよ…。

