「…本陣に戻ろうか。」
「ああ。」
レーダーは今も尚発動中だけど。
中々何も探知できず。
エリクも余程慎重に動いているものと思われます。
「るう大丈夫そう?」
「俺はな。どっちかと言うと危ういのはお前だろ。」
「…まあ、計算内だし。明日までは何とか持たせるよ。」
シロも少し疲れたのかお腹すいたのか、いつもの元気があまりないので。
とりあえず本陣でシロにご飯分けてもらおう。
丘の麓には、トキが配置した見張りの兵がキッチリ整列していて。
挨拶を交わし中へ入れてもらう。
道行く場所でアキト軍の兵たちにも軽く会釈しつつ、そのまま頂上を目指し歩いていると。
「…あ、リンちゃん!!!」
私に一番に気付いたサクが笑顔で駆け寄ってくれる。
「初日お疲れ様ー。」
「リンちゃんもお疲れっす!狼煙大丈夫でした?」
「…うん。なんとか持ち堪えました。」
「さすがっすね!」
ノイン将軍のことを、もう流石にアキトとトキにも話しておかなければいけない。
割と憂鬱な気持ちの私。
「今はゆっくり休んでね。」
「はい!」
サクはその場に留まり休むと言うので。
私はるうとそのまま登り続け、頂上に到達。

