これで、準備はいいだろう。
段々と日が沈み、暗くなってきたこともありクロード軍から撤退の合図が上がる。
ここから夜営に入り、兵たちは明日に備えて出来る限り身体を休めるんだろう。
「クロード将軍!」
「姫様。ノイン将軍のことは聞きました。我が国の将軍ともなる者が、ご迷惑をお掛けしました。」
「謝らないでください。私は問題ございません。寧ろクロード将軍に頼ってばかりで、本当にすみません。」
お互い謝り合う謎の状況。
しかし、私の本題はそれだけではなく。
「夜営なんですが、念のため出来る限り城から離れて設営した方がいいかと思います。」
「…確かに、ノイン将軍のこともありますから。仰せのままにいたします。」
クロード将軍は了解してくれ、とりあえず安心。
本当は私がヘマして見つかって、他の人を巻き込むのが嫌なだけなんですけど。
どんな理由でも聞き入れてくれて感謝です。

