だからこそ、この戦は長引かせられない。
私の限界が来る前に、何が何でも終わらせる。
「もう、夕方か。」
「ああ。」
「…最後の準備を、しようかな。」
私は南門にいるヨーク軍かノイン軍かも分からない、後方支援の弓兵に声をかける。
「ひ…姫様!?僕に御用ですか!?」
「弓は得意ですか?」
「え…え?あ、普通…です…。」
急な私の呼び掛けに、かなり慌てふためいている弓兵さん。
そんな誰だか知らない彼に、私は頼み事をする。
「城壁に向かって、手当たり次第弓を放ってください。味方に当たらぬよう気を付けて。」
「は…はい!?」
きっと何のことだか分かってはいないだろうが、私の頼みを断れるはずもない彼は言われるがまま城壁に弓を撃ちまくる。
念には念をと、その隣にいる子にも同じように頼み、城壁に次々と矢が刺さっていく。
「素晴らしい腕前ですね。明日から大いに弓兵の出番が来ます。自信を持って頑張ってください。」
はい。
かなり適当なこと言ってます。すみません。

